アイロン転着のラバー素材
- jamicoo
- 2015年5月22日
- 読了時間: 4分
以前仕事でいじっていたプロッターは刃圧と速度をきちんと設定してやればアイロンで転着できるラバー素材もとてもきれいに切れました。
カメオでもおそらく切れるんだろうな〜と思いつつテストしてみたら予想以上にきれいにシャープに切れました。

画像の丸い模様はだいたい直径7センチくらいのもの。鋭角なオブジェクトもきれいにカットできています。刃の設定はメモリ1、スピードは最遅の1、厚み13〜15あたりで調整しつつ切りました。圧が強すぎると細かな部分のめくれが生じるので、何度かテストカットしてから本番へ。カッティングシートと同様に、剥離紙(ラバーの場合は透明のシート)にうっすら跡がつく程度の刃圧に設定します。
ここで厄介だったのが、使い古して凹凸のできたカッティング台紙。
この凹凸のせいで刃が飛んでしまい、ところどころ切れていない部分ができてしまいました。結局カス取りの際にデザインカッター片手に作業する羽目に。
もちろん台紙を使わなくてもカットできるんですけど、あったほうが紙送りがスムーズで安定しているように思います。大きな(長い)ものを切る時のために塩ビシートを買って長い台紙を作っておいてもいいかなと思いました。
きれいに切れるならTシャツ作ろう〜と思って、以前手切りでラバーを切って作った時のラバーを引っ張り出してきました。白、赤、黒、黄色の4色ありました^^
ラバーは画材屋さんへ行けば太陽精機さんのサンラバーという商品が売っていますが、A4サイズ(だけどちょっと寸足らず)と小さいです。
せっかくならもっと大きなものを作りたいですし、A4で区切られていると何かと無駄になるので、太陽精機ホリゾンさんの通販サイトで大きなサイズを買ってしまうのをお勧めします。商品カテゴリーに「サンマーク(ウェア用カッティングシート)」というものがあります。40〜50cmくらいの大きなラバーやたくさん使う方用のロールが売っています。用途と好みに合わせていろいろ選べます。
この時絶対に買い忘れてはいけないのがシリコン紙です。アイロン転着の際必ず使用するので、忘れずに一緒にぽちっておくこと。これがないと転着できません。多色使いのときにもこれがないとダメ。
市販のA4のサンラバーには入っているんですけど、大きなサイズのサンマークは別売りなんですよね。
今手元に無地Tシャツのボディがないので完成品のアップは後日になりますが、とりあえず今手元にあるシートであれこれ切っておきました。使うか使わないかはわかりませんが作るのは楽しい^^


2色以上の色を使うときは下に敷く色は全面に敷いたほうがズレてもわからず都合良いというのに、うっかりくり抜いた状態で切ってしまいました。これは確実にずれますね!!!

せっかくだから新しく何か書いて切ろうかと思って女の子を描いたのですが、だいぶ細かくなってしまいました。
クリスタで書いた絵(バナナは某有名なアレに似せてアレンジ)をイラレでトレスして、その時点でもだいぶアンカーポイントは少なくしたつもりだったんですが、それでもまだまだ多い。
左端がトレス直後、右端はだいぶ単純化したものです。
ちなみに下の画像の右端にチラっと見えている方眼は、カメオのカッティング台紙と同じサイズの方眼です。アートボードも方眼部分と同じサイズになっています。これをあらかじめ作ってテンプレとして保存しておくと便利。1マスのサイズは1インチ×1インチです。

なんとかなるだろうと思ってとりあえずDFXに書き出してカメオで読み込んでカットデータ作成。
複雑なデータの読み込みに時間がかかったりフリーズしたりするという記事をあちこちで読んだのですが、わたしは今のところそんなトラブルもなくすんなりカットデータが作れています。
マシンスペックに依存する部分が多いんでしょうね。
で、カス取りがめちゃめちゃ大変でした。 前述の通りデザインカッターでごまかしつつの作業。
それでもなんとか4色分作業完了。

重ねてみたらなかなかいい感じ。
多色使いの場合には位置合わせがしやすいように同じ四角形でオブジェクトを囲んでカットしてやると良いです。カス取りが終わったらその四角形でカットして、転着のときに4辺のアタリ位置にマステなど貼っておき、すべてのシートの位置を合わせて転着してやればOKです。

アイロン転着がうまくいったらまた画像載せます。
失敗しませんように…
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