絵柄・模様との位置合わせ
- jamicoo
- 2015年5月20日
- 読了時間: 3分
こちらの記事もひとつ前の「【Mac】Illustratorのデータで切る」と同様、イラレ用プラグイン導入が成功すればさほど意味はないかもしれませんが、位置あわせの必要なカットはシートではなく紙ですので、一応残しておきます。
イラストや模様を事前に印刷した紙を切る場合などに、位置合わせが必要な場合があると思います。
例えばこういう箱を作りたい場合。

上の画像で絵柄の上にある黒い線は通常のカット、ピンク色の線は粗い破線でカットさせて(折り目部分のカット方法については好みがありますのでご自由に)箱を作る予定のデータです。
1mm程度ならズレても大丈夫な絵柄にするのはもちろんですが、塗り足し(ズレが生じた時に白い用紙色が出てしまわないよう、カットラインより外側にはみ出す部分にも塗り足すこと)のサイズにも少々余裕を持たせるとよいかもしれません(印刷物の場合は通常2〜3mm)。
位置合わせの方法はカメオ側でもできるとされていますが、シルエットスタジオで作れる位置合わせの黒い四角ではなかなかうまく検知してくれず毎回イライラしていました。
あの黒い四角形をイラレで自作して、それに絵柄を合わせていらっしゃる方もいましたが、なぜかうちのカメオちゃんはそれも検知してくれません。
これらの方法で大丈夫な方は以下の手順は不要だと思います^^
この記事での方法は、プリンターの印刷位置の精度にも関わってきます。
自宅のプリンターで作成したものをカットする場合にはまずお手持ちのプリンターがデータ通りの位置に印刷してくれるかどうかを確認してください。
毎回位置がズレてしまうプリンタの場合には、印刷した後で絵柄の位置を定規で測ってカットラインを配置する必要があります。
この記事では、ある程度印刷位置の精度が高いプリンタを使う場合の説明とさせていただきます。
以下、手順となります。
▼カットする用紙のサイズと同じサイズの四角形を作っておく
わたしはA4の厚紙を使うことが多いので、A4の四角形をカットデータと一緒に配置しています。

外側の長方形がA4サイズです。
これをDFX形式に書き出して、シルエットスタジオでインポートし、配置します。
▼シルエットスタジオでサイズを整える

シルエットスタジオの用紙サイズを、イラストレータで作った長方形と同じサイズ(今回の記事ではA4)で開き、インポートしたデータを配置します。
右上にあるサイズ調整アイコンをクリックし、縦横のサイズをA4サイズに変更し適用します。

配置したデータのグループを解除し、外側のA4サイズの長方形のみ削除します。
これで完了です。
外側に配置した長方形と一緒にサイズ変更することで、Illustratorで作成したデータと同じ位置でカットされます。微妙なズレはありますが、今のところわたしはこれで精度高くカットできています。
黒い四角が検知されない方、ぜひお試しを^^
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